世の中には本当に多くのハウスメーカーがあります。小さな工務店も含めたら、家づくりをお願いする会社さんの候補は無数と言ってもいいと思います。そして言うまでもなくハウスメーカー選びは本当に大切です。私たち自身の考え方は変わらずとも、ハウスメーカーが違うだけで完成する家は大きく変わるはずです。
私たちのハウスメーカー選びは疲労にまみれたものでした。何社も何社も展示場まで足を運んで比較検討を重ねました。その結果、ある程度自信をもって住友不動産にお願いすることになりました。
そこで今回は、私たちが住友不動産に家づくりをお願いしようと決断した理由を紹介します。ハウスメーカーを選んでいるさなかの方々にとって参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。また、すでにハウスメーカーを選んだ方々はぜひ「こんな考えで住友不動産を選んだんだ。」と少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。
この記事を書くにあたっての前提条件
まずは、私たちの金銭的な事情について開示します。家づくりにお金をいくらでもつぎ込めるなら、参考になる人が限られるからです。私たちは、いわゆるミドルコストメーカーが適しているくらいの金銭感覚です。これは後になって明確になったことです。今の年収や月々に払えると思える住宅ローンの額、夫婦それぞれの働き方に対する考え方などから徐々に言語化できたことです。
次に、検討した他社メーカーをこの記事でどう扱うか提示します。基本的に他社メーカーを選ばなかった理由については言及しません。それは他記事で語り尽くそうと考えています。今回はあくまで消去法的な伝え方ではなく、住友不動産のいいところを紹介することに主眼を置きます。参考までに私たちが比較検討した他のハウスメーカーを載せます。
- 住友林業
- ミサワホーム
- ヤマダホームズ
- アキュラホーム
それではさっそく1位から発表します。
第1位:コストパフォーマンスがいい
主に住宅設備関連の費用対効果が高いことに惹かれました。
マンション事業をやっているというのもあって、各種住宅設備を比較的安く入れられるという強みが住友不動産にはあります。私たちの場合は、以下のような設備が追加費用なしで導入できました。
- 海外の食洗機が入れられるキッチン(私たちの場合はグラフテクト)
- タンクレストイレ(やろうと思えば1階と2階両方タンクレスにできた)
- 1200mm以上のワイド洗面台
キャンペーンのおかげ(我が家はキャンペーン利用)というのもありますが、住友不動産はけっこうな頻度でキャンペーンを打っているのでそこまで希少というわけではない肌感です。
上述の設備を他メーカーで導入しようとすると、一つの問題にぶつかりました。それは、ローコストやミドルコストのメーカーで建ててもオプション費用がかさんで結局高額になることです。この事実を突きつけられたときは精神的にかなりキツかったです。どこにお願いしても結局高いじゃん…と。何から何まで希望通りというのが難しいことは覚悟していました。しかし、自分たちのやりたいことはここまでお金のかかることなのだと悲しくなりました。今でもそのときのことは鮮明に覚えています。
防音性能の高いちょっといい建具など、後々減額対象になりうる仕様が複数あったのも安心感がありました。ハウスメーカー決定後にオプション費用などで増額することは当然見込まれます。したがって、最悪減額できる仕様があらかじめて見えていたのは精神衛生上よかったです。
第2位:構造・性能が必要十分
構造・性能共にちょうどよかったです。必要十分と記載した通り、過不足なく潤沢ではないながらも事足りているところに惹かれました。
構造や性能をよくするとその分お金がかかります。あるいは、間取りが制限されるなど諦めなくてはいけない部分が出てきます。このあたりの優先順位はもちろん人によります。私たちの場合は、構造と性能について最高レベルを求めていたわけではありませんでした。構造・性能それぞれについて理由を説明します。
まずは構造について解説します。
構造については耐震性にフォーカスします。私たちの建築予定地は地震の被害が少ないと言われる地域です。海も遠いです。したがって、構造に多額をかけてもオーバースペックになる可能性が非常に高いです。もちろん大地震が来る可能性はゼロではありません。しかし、それを考えてもキリがないです。このあたりのリスクは過大に見積もらないこととしました。仮にそれで痛い目を見たら仕方ないと覚悟しました。
次に性能について解説します。
私たちの建築予定地は極端に寒くも暑くもない地域です。したがって、そこまで性能を極めなくてもいいと考えました。「こどもみらい住宅支援事業」において、ZEH基準に乗るか乗らないかくらいの性能で私たちの場合は十分です。それより、ある程度自由に間取りを考えられたり、開放感のある空間を実現できたりすることを重視しました。
誤解のないよう念の為申しますが、住友不動産は構造・性能共に劣っているというわけではありません。このあたり語り出すと長くなるので割愛しますが、私たちの印象だと平均点以上は叩き出しています。詳しくはこちらで色々紹介されているのでご覧ください。
どのハウスメーカーも構造や性能の良さを全面に押し出しています。そんな中、高すぎず低すぎずちょうどいい塩梅の構造・性能を実現しているところに惹かれたというわけです。
第3位:打ち合わせスタイルが向いている
基本的に住友不動産の打ち合わせスタイルは対営業さんのみです。設計士さんと直接顔は合わせません。インテリア打ち合わせでは IC さんも追加で打ち合わせに参加しますが、あくまで一部です。これが私たちには向いていると考えました。
私たちの場合、家づくりについてああしたいこうしたいがどんどん出てくるタイプの施主です。こういった場合、設計士さんに直接あれこれ言いづらいときがあります。とあるハウスメーカーとの打ち合わせでそれが表出しました。
そのハウスメーカーでは設計士さんが参加するタイプの打ち合わせスタイルをとっていました。私たちは目の前にいる設計士さんが書いたプランにあれこれ言う必要がありました。それがけっこう苦痛でした。誰でも自分が一生懸命書いた設計にいわばダメ出しされるのは快く思わないはずです。そんなことを小心者の私たちは考えてしまったのです。
そういった経験があり、私たちの場合は設計士さんとは距離を置いた方がいいのかもしれないと学びました。住友不動産の場合は、話しやすい営業さんに色々お伝えするだけなので非常に精神的に楽でした。
住友不動産で注文住宅を建てると決めた理由まとめ
上位3つは次の通りです。
- 特に住宅設備関係においてコストパフォーマンスがいい
- 私たちにとって構造・性能がちょうどいい
- 基本的に営業さんとだけ打ち合わせするスタイルが私たちに合っていた
少しでもハウスメーカー選びをしている方々にとって参考になったら嬉しいです。他に住友不動産を選んだ理由などありましたらぜひお気軽に教えてくださいね。
コメント
とても参考になる記事ですね。
素敵なお家ができることをお祈りしてます。
ありがとうございます!!
コメントいただきとても嬉しいです✨✨✨