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【実体験】私たちが家づくりの過程で諦めたもの

その他トピック

家づくりを検討し始めの頃、希望があれこれ出てきた方は多いのではないでしょうか。

他ならぬ私たちもそうでした。実現可能性はともかく数多くの「叶えたいこと」が出てきました。実際、最初に希望を洗い出すことはおすすめです。あとで絞り込むことはいつでもできますからね。「叶えたいこと」を元に「本当に求めていること」に気づくことも少なくありません。

一方で、多くの人が希望の全てを叶えられるわけではありません。なぜなら、次にあげるような壁が私たちの前に立ちはだかるからです。

  • 予算オーバーなどお金関係の要因で実現できない
  • ある希望を叶えることで別のことを諦めないといけない(トレードオフ)
  • 一緒に住む人に反対されてしまった
  • 今はよくても子育て期や老後などとある時期に不利益をもたらす
  • 仕事や家族にまつわる要因で実現できない

一部重複もありますが、このように希望を叶えるのが難しいケースも多々あると思います。

そこで今回の記事では、私たちが希望していたものの最終的に実現できなかったことを紹介します。最終的に諦めた理由はもちろん希望した理由についても詳細に説明します。ぜひ最後までご覧ください。

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諦めたもの1:平家

当初は平家を希望していました。平家に惹かれた理由は次の通りです。

  • 階段をわざわざ登り降りしなくて済む
  • 階段を使わなくて済むので老後安心
  • 将来子どもが生まれた際危険性が少ない
  • 階段室がないのでスペースに無駄がない
  • 家全体の重心が低いので地震に強い

主に階段がないことによるメリットがほとんどでした。このように希望していたのですが、まずは金銭的な理由で実現が難しいことがわかりました。居住面積分の基礎を作る必要があるのでお金がとてもかかります。

そういった状況になって平家が本当に必要なのかどうかあらためて考えてみました。

まずは老後について。階段を登れないくらいヨボヨボになったら、そもそも平家であっても暮らすのが難しいと思いました。こうなったら施設も視野に入るレベルの身体能力でしょう。また、若いうちは主寝室が2階にあったとしても、老後もそうしなくてはならない理由はありません。老後は1階で基本的な生活が完結するように模様替えすればよいでしょう。その頃には子どもがいたとしても自立しているでしょう。そうなったらスペースがないなども考えづらいです。

子どもが階段から落ちて大怪我をするなど危険性もあります。しかし、それも工夫次第でどうとでもなりそうです。地震についても、建築地はそもそも地震があまり来ないところです。したがって、そこまで気にする必要もないでしょう。

もちろん最初に希望したことなので実現できるに越したことはありません。しかし、よくよく考えたら必須とまでいえないのではないかと思いました。

諦めたもの2:畳スペース

当初は畳を希望していました。畳が欲しかった理由は、恥を忍んでお伝えすると「なんかいい」というものです。

ゴロンと寝転がったり、日本っぽい雰囲気が素敵だったり、老後に布団を敷いて寝られたり…など色々畳を求める理由はありました。しかし、こちらはスペース的な理由で採用が難しかったです。

畳を導入するなら1階が必須でした。2階に畳スペースを作ってもわざわざ行かないと考えたからです。もともと平家を希望していたこともあって、ただでさえ1階は大きくなりがちでした。可能な限り1階で生活できるように間取りを検討しました。そうなると、畳スペースを作る場所が残念ながらありませんでした。

やはり**「なんとなく」という理由で入れたいものは最終的に削減される方向になると実感**しました。畳スペースを導入するためには、リビングを狭くするなどいわば血を流す必要がありました。そこまではしなくてはいいかなと諦めるに至りました。

家づくりは基本的にトレードオフとの戦いです。お金やスペースなどが無制限ではない以上、何かを導入したら何かを諦める必要があります。そうなると、どうしても入れたいものしか残りません。私たちのいう「畳スペース」など「なんとなく入れたい」レベルのものはどんどん削減されることになるでしょう。もちろん誰かにとって「畳スペース」は「どうしても入れたいもの」かもしれません。このあたりは言うまでもなく人によります。

諦めたもの3:洗面と脱衣を分ける

こちらは希望していたものの**「もしできるなら分けたいな」くらいの軽い温度感**のものです。

洗面脱衣は1階に入れる予定でした。分けるということは当然壁ができます。そうなると各々の空間が狭く感じてしまいがちです。部屋を分けるとメリットは諸々ありますが、このように同時にデメリットもあるわけです。

トレードオフの話とややかぶるかもしれませんが、何事もメリットとデメリットがあります。感情的になっていたり知識がなかったりすると、メリットだけであったりその逆しか見えないときがあります。そういうときは営業さんや家族からの意見をしっかり受け止めることが大切だと思いました。それが結果的に、納得のいく家づくりにつながると思います。

私たちが家づくりの過程で諦めたものまとめ

私たちが当初希望していたものの最終的に採用を見送ったものは以下です。

  • 平家
  • 畳スペース
  • 洗面と脱衣を分ける

メリットだけではなくデメリットにも目を向けることで、納得のいく意思決定ができたと今では思います。もちろん当時葛藤はしましたが…。

一方で家づくりを進める上で以下のことを可能な限り忘れないようにする必要があります。

  • トレードオフ
  • メリットとデメリット

このあたりを知った上で各々の希望と向き合うのがよいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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