注文住宅を建てる際、どのタイミングでいくらお金を払えばいいか知ることはとても大切です。潤沢な現金を所有している人だったら、そこまで気にする必要はないかもしれません。しかし、私たちのようにそうではない人も多くいらっしゃると思います。
そこで今回は、どのタイミングでいくらのお金が必要なのか我が家のケースを用いて詳しく解説します。できるだけ具体的に金額を開示しますので、ぜひ最後までご覧ください。また、支払いに関する住友不動産の特徴も紹介します。
支払いに関する我が家の情報
前提条件を揃えるため、支払いにまつわる私たちの情報を整理してお伝えします。
まず、我が家では住宅ローンを借り入れします。一般的かと思いますが念の為明記します。
また、住友不動産と工事請負契約を締結したときにはすでに土地は購入済みです。購入時は住宅ローンを利用しました。現時点(着工直後くらい)で返済はすでに始まっています。月々の住宅ローン以外に土地関連の支払いはありません。
これまでの話を踏まえ、土地関連の支払いについては以降で言及しないこととします。住友不動産関連で支払い義務のある項目がないからです。
我が家の支払いスケジュール
本題に入ります。時系列順に整理した一覧が次の通りです。
時期 | タイミング | 項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|---|
契約前後 | 工事請負契約 | 契約時金 | ¥1,000,000 | |
契約印紙代 | ¥10,000 | |||
着工前後 | 着工直前 | 水道業者への各種支払い | ¥250,000 ほど | 自治体による |
地鎮祭 | 初穂料 | ¥30,000 ほど | 地域による | |
引渡前後 | 建物銀行融資金消契約 ※引渡2週間前くらい | 登記費用 | ¥300,000 ほど | 表示・保存・設定全て込み |
銀行事務手数料 | ( 借入金額 × 2.2% ) ほど | 銀行による | ||
引渡 | 引渡時金 | 残代金 |
ご覧いただくとわかる通りだいたい以下時期に分けられます。私たちのケースにおける年月も合わせて記載しておきます。
- 契約前後(2021年2月頃)
- 着工前後(2022年9月頃)
- 引渡前後(2022年12月頃)
契約前後に必要な支払い
101万円の支払いがあります。契約時金は最終的に支払う建物代に充当されます。つまり、前払いという位置付けです。小さな額ではないのでキャッシュフロー上問題ないかあらかじめ確認しておくといいでしょう。
着工前後に必要な支払い
このタイミングで水道業者さんへの支払いがあります。25万円ほどなので小さな額ではないです。こちらの支払い後に仮設水道の設置などが可能になります。支払いが遅れると工事に支障をきたしてしまうので注意です。
また、初穂料の準備も必要です。家づくりの中では比較的少額です。しかし、折り目のないピン札を用意するのがけっこう手間だったりします。少しずつピン札を集めておくといいでしょう。
引渡前後に必要な支払い
登記費用と銀行事務手数料を支払う必要があります。銀行事務手数料は相場を記載させていただきました。仮に4,000万円借り入れたら88万円くらいになる計算です。この例では、登記費用と銀行事務手数料を合わせて約118万円もの金額になります。銀行によっては保証料というのも必要な場合もあります。
残代金は文字通りです。見積もりから今までに支払ったものを差し引いた残りを支払います。たとえば、契約時金は当然差し引き対象です。頭金と住宅ローンを合わせて支払うことになります。
支払いに関する住友不動産の特徴
住友不動産では「着工金」や「中間金」が請求されません。「着工金」は着工時、「中間金」は上棟時に請求され得る項目です。ハウスメーカーや工務店によってはこれらの料金を支払う必要があります。これらが不要なのは住友不動産で注文住宅を建てるメリットです。ちなみに「中間金」は「上棟金」「内金」とも呼ばれます。
私たちの場合、この恩恵にあずかりつなぎ融資をする必要が生じませんでした。これにはかなり助かりました。つなぎ融資をするコストを省くことができたからです。
住友不動産で注文住宅を建てる場合の支払いスケジュールまとめ
時期ごとの必要金額は大まかに次の通りです。
時期 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
契約前後 | ¥1,010,000 | |
着工前後 | ¥280,000 ほど | |
引渡前後 | ¥1,180,000 ほど + 残代金 | 4,000万円借り入れで保証料なしの場合 |
また、住友不動産で注文住宅を建てる場合は「着工金」「中間金」が不要です。資本力のある会社さんなのでこのあたりの都合がつけやすいのかもしれませんね。
コメント