はじめに知っておいてほしいこと
契約する時期や地域によって仕様が異なる場合があります。私たちの場合は次の通りです。
- 2022年2月契約
- 関東地方
最終的には担当の営業さんに確認してみてくださいね!
また、キャンペーン仕様はその時々によって異なります。あくまで「我が家の場合」というのを念頭においてご覧いただくのが適切です。
コロニアル遮熱グラッサとは
コロニアル遮熱グラッサはケイミュー株式会社の屋根材です。
コロニアルグラッサという商品をグレードアップしたものです。コロニアルグラッサは住友不動産の標準の屋根材です。屋根の標準仕様については以下にまとめています。よろしければご覧ください。
「遮熱」という名前の通り、太陽の熱を遮って快適性と省エネ効果を高めてくれる屋根材です。
コロニアルグラッサからコロニアル遮熱グラッサにグレードアップするには追加費用が必要です。我が家では、キャンペーンのためそれが不要になりました。
コロニアル遮熱グラッサの特徴
通常のコロニアルグラッサ(以降”グラッサ”と表記)と比較して、コロニアル遮熱グラッサ(以降”遮熱グラッサ”と表記)の特徴を明らかにしていきます。
太陽光反射率を通常のグラッサと比較
太陽光の種類ごとに反射率を記録したグラフです。
灰色の線がグラッサです。水色と青色の線が遮熱グラッサです。色によって反射率が異なるため、遮熱グラッサでは2種類紹介されています。
赤外線反射率はグラッサより約30%以上優れています。
シルバー同士(灰色と水色の線)が、純粋にグラッサと遮熱グラッサの比較になっています。青色の線は遮熱グラッサのホワイトなのでもっとも反射率が高いモデルです。最大でこれだけ違うというのを示すため掲載されているのでしょう。
日射反射率を通常のグラッサと比較
屋根材の種類ごとに日射反射率を記録したグラフです。
灰色の線がグラッサです。水色の線が遮熱グラッサです。縦軸が日射反射率で横軸が屋根材の明度です。
基本的には遮熱グラッサの方が日射反射率という観点では優れていることがわかります。一方で、屋根材の明度が大きく影響することもわかります。たとえば、グラッサのシルバーの反射率が約20%である一方で、遮熱グラッサのブラックの反射率は約10%です。
明度が同じなら確かに遮熱グラッサの方が反射率に優れています。しかし、明度が異なればグラッサの方が反射率に優れることもありえます。
遮熱グラッサについては明度によって遮熱レベルが1から3まで定義されています。グラフでは薄い水色で塗られています。遮熱レベル3が最も優れています。
レベル | カラーバリエーション |
---|---|
遮熱レベル1 | ブラック / ブラウン / グリーン / ブルー / レッド |
遮熱レベル2 | シルバー / ベージュ / オレンジ |
遮熱レベル3 | ホワイト |
バリエーションは次の通りです。
色選びは好みや外観に合うかどうかももちろん重要です。しかし、日射反射率という観点で考えることも同様に重要です。
人によっては日射反射率を最優先して真っ白の屋根にする方もいるそうですよ。立地や家の構造的にほとんど屋根が見えないなら個人的にはありだと思います。太陽光パネルを載せるならもう少し話は異なってくるかもしれません。
ちなみに我が家は見た目を重視して「グラッサ・クールブラック」にしました。
温度差を通常のグラッサと比較
遮熱レベルごとに表面と屋根裏の温度がどれだけ違うかまとめた表です。
基準となるのはグラッサのブラックです。それに対して各遮熱レベルでどれだけ温度が違うか表現されています。1行目が屋根表面の温度差、2行目が屋根裏の温度差を示しています。
3行目の熱シャット工法とはさらに遮熱性能を高めるための施工です。こちらは別途費用がかかります。
今回の記事のまとめ
基本的に遮熱グラッサはグラッサの上位互換です。キャンペーンなど追加費用なしで導入できるなら採用して損はしないでしょう。ただ、どの色を選んでも全てのグラッサより日射反射率が高いわけではないのは覚えておくといいと思います。
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