この記事では2022年3月19日(土)に参加した「住まいるフェスタ in 新宿」について解説します。前回は2022年3月13日(日)に基本設計図打ち合わせを行いました。そのときの記事はこちらです。
なお、住友不動産との契約後シリーズについては、こちらから記事一覧としてご覧いただけます。
現在の状況整理
基本設計図(1/100縮尺)の完成を目指します。完成といっても、今後一切修正できないというわけではありません。だいたいの部屋の位置など大枠が決まっていけばOKです。
住友不動産が扱う基本設計図の種類などの情報は前回の記事で触れました。
今回はひたすら机に向かう打ち合わせではありません。「住まいるフェスタ in 新宿」というイベントに参加したときのことを記事にします。本イベントは担当の営業さんに参加を勧められました。営業さん曰く「住友不動産のことが一通りわかる」とのことです。
私たちのような契約後の人だけでなく、住友不動産を検討している人も数多く参加しているイベントです。「このイベントで本契約するとこんな特典があるよ」みたいなのもあるらしいです。
「住まいるフェスタ in 新宿」はどんなイベントなのか
実物大の構造躯体や住宅設備を実際に目で見て触れられるイベントです。
会場はこんな感じです。
とても広くて開放的でした。新宿住友ビル1階の「三角広場」という場所で開催されました。都庁前駅のA6出口直結という好立地です。
本イベントのお知らせ記事は以下の通り公開されています。定期的に開催されているイベントなので、興味のある方は探してみてください。
イベント全体の流れは以下のようにシンプルです。
- 受付を済ませる
- 担当の営業さんと合流する
- 各ブースを順番に案内してもらう
所要時間は約2時間ほどでした。
「住まいるフェスタ in 新宿」の内容を紹介
このイベントの具体的な内容について触れていきます。様々なブースがあるのですが、大まかには次の2つに分けられます。
- 実物大の構造躯体の仕組みを紹介しているコーナー
- 各メーカーの住宅設備を紹介しているコーナー
当日撮影した写真を交えてそれぞれ解説していきます。
実物大の構造躯体の仕組みを見学
壁の内部構造を見学
壁の内部構造がわかりやすく紹介されていました。
外壁側から見た構造がこちらです。ちなみに展示されている構造躯体は2×6工法です。
壁の内部→壁の外側の順番で掲載しています。
最も内側にあるのが合板です。画像①右側の茶色部分です。この合板は、日本ノボパン工業株式会社の「novopanSTPⅡ」という製品です。公式サイトはこちらです。
合板の1つ外側には透湿・防水・遮熱シートが貼ってあります。全ての写真で見られるグレーの部分ですね。湿気・水・熱から家を守ってくれます。このシートは、セーレン株式会社の「ラミテクトプレミアムサーモ」という製品です。公式サイトはこちらです。
シートの1つ外側には胴縁・通気層があります。全ての写真で見られる細い木材の部分ですね。しっかり換気することで、湿気で断熱材などがぐちゃぐちゃになるのを防ぐことができます。
最も外側にあるのが外壁です。普段私たちが目にしている家の壁のことです。
なお、住友不動産標準の外壁についてはこちらの記事にまとめています。
室内側から見た構造がこちらです。
先ほどと同様、壁の内部→壁の外側の順番で掲載しています。
最も内側にあるのは2×6工法用の木材です。画像①の四角く囲っている木材部分です。このあたりの見た目は工法によって大きく異なります。木造の工法は大別すると次の通りです。
- 木造軸組工法
- 木造壁式工法(2×6工法はこちらに含まれる)
ハウスメーカーによっては、上記工法のいいところ取りをしたオリジナル工法を開発している会社もあります。工法選びも奥が深いです。
2×6工法用の木材の中には断熱材が敷き詰められています。そして、断熱材の外側には防湿フィルムが貼られています。画像②の部分です。これらの機能は名前の通りなので説明は割愛します。
防湿フィルムの外側には石膏ボード・壁紙と続きます。画像③④の部分です。普段私たちが目にするのは壁紙ですが、中身がどんな風になっているのか確認できるのは興味深いです。
屋根の内部構造を見学
普段はなかなか見られない屋根の中身を眺めることもできました。意外にシンプルな作りになっているという印象です。この上に瓦やスレート材などが乗るイメージです。
なお、住友不動産標準の屋根についてはこちらの記事にまとめています。
その他建材を見学
実際に使われている建材も展示されていました。
「ネジを色分けしておけば、打ち込んだ後もどんな長さのネジが使われているかチェックしやすい」という説明に感動したのを覚えています。「なるほど」という感じです。こういうのに心躍る方が一定数いるのではないでしょうか。
各メーカーの住宅設備を見学
キッチンを見学
住友不動産オリジナルのキッチンと背面収納です。ホテルライクな雰囲気が好きな人にはハマると思います。キッチンと背面収納のメーカーを揃えると、キッチン空間全体に統一感をもたらすことができます。加熱機器背面のタイルなど全体のレイアウトも参考になります。ショールーム全般で享受できるメリットなので、覚えておくといいかもしれません。
なお、住友不動産標準のキッチンについてはこちらの記事にまとめています。
洗面台を見学
住友不動産で扱っている洗面台です。
基本的には以下から選ぶことになります。
- 住友不動産オリジナル洗面台
- TOTO オクターブ
- パナソニック ウツクシーズ
4枚目の写真はウツクシーズのミラー収納です。パナソニックのドライヤーなどがしっかり収納できる設計がなされているそうですよ。
なお、住友不動産標準の洗面台についてはこちらの記事にまとめています。
お風呂を見学
積水ホームテクノのお風呂です。写真はかっこいい雰囲気ですが、白系などかわいいデザインにもできます。ちなみに、ドアは曇りガラスにも変更可能です。
ちょっと残念なのはカウンター類を削れないことです。画像③は配管、画像④は鏡と干渉してしまうため、基本的にカウンターをなくすことができません。ただし、④については鏡を縦に変更すれば削減できるそうです。お掃除のしやすさを求めてカウンターを外したい方は注意が必要です。
パナソニックのオフローラという商品には、酸素を含んだミクロの泡をお湯に溶け込ませる酸素美泡湯というオプション仕様があります。写真はそれを体験したときのものです。左側が普通のお湯で、右側が酸素美泡湯を起動させたお湯です。まるで入浴剤が入っているみたいですよね。
なお、住友不動産標準のお風呂についてはこちらの記事にまとめています。
トイレを見学
パナソニックのアラウーノというトイレです。ボトル(画像②参照)に洗剤を入れておくことで、流すたびトイレを泡で綺麗にしてくれるという特徴があります。
なお、住友不動産標準のトイレについてはこちらの記事にまとめています。
その他住宅設備を見学
主な住宅設備としては以上です。他にも色々なブースを見てまわったので、一部紹介します。
音が流れるダウンライトです。「こんなのもあるんだ」と驚いたのを思い出します。上からサウンドが流れるので、まるで映画館にいるかのような体験でした。ライブ映像や映画を観るのが好きな方は導入を検討してみてはいかがでしょうか。
水を軟水にしてくれる機械です。硬水と軟水それぞれで実際に手を洗う体験をしました。両者は全然違いました。軟水の方はとにかく滑らかでした。公式サイトはこちらです。
親戚の家のお風呂が軟水方式らしくいつか体験したいと思っています。いずれにしても、実際に体験してみないとなんとも言えないと思います。もしかしたらどハマりするかもしれないので、ぜひ経験してみてください。
「住まいるフェスタ in 新宿」に参加してみてよかったか
参加してとてもよかったです。お家づくりが前に進んだことを実感したからです。
色々なメーカーの商品を一度に見られるというのがとてもありがたかったです。一社一社ショールームに行っての比較検討は避けられないと思っていましたが、それをだいぶ短縮できた感があります。
とはいえ、パナソニックやTOTOなど一般メーカーのショールームは別途予約して行ってもいいと思います。やはり一社をしっかり見るのはこのイベントだけでは難しいと思います。良くも悪くも広く浅く見られるのがこのイベントの特色でしょう。理想は①本イベント②他メーカーのショールームという順番で見学することです。
意図せず好みの部材に出会えるというメリットもありました。たとえば、採用したい外壁との出会いがありました。それがこちらです。
ケイミューの「フィエルテ」という外壁材です。営業さん曰く最近人気の外壁だそうです。
「住まいるフェスタ in 新宿」まとめ
このイベントに参加することで、一通り住友不動産について把握することができます。構造躯体や住宅設備を中心に家づくりの全体像がわかる作りになっています。少しでも住友不動産を検討している方は参加してみて損はないと思います。予約できたらぜひ楽しんで行ってきてくださいね。
さいごに、このイベントの参加特典として2,000円分の商品券をいただいたので、それを使って食べたお昼ご飯を掲載してこの記事の結びとさせていただきます。
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